今年の宝塚記念は、阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事実施の為、京都競馬場での代替開催となります。
とりあえず、92年以降昨年までの阪神競馬場で行われた過去30年のデータを載せていきたいと思います。
連対馬60頭、3着馬30頭からです。
途中、日程の変更、馬場の改修等ありますが、それほど影響がないものと見て、昨年までと同様、そのままのデータを使います。
それから、それぞれのデータの後、1995年と2006年の京都競馬場で行われたデータを載せていきたいと思います。
まず臨戦過程からです。
その前走で一番多かったレースですが、天皇賞(春)となっています。
連対馬では60頭中22頭となっていました。
その22頭の前走の天皇賞(春)の着順ですが、
12年の1番人気1着オルフェーヴル(前走1番人気11着)
14年の1番人気1着ゴールドシップ(前走2番人気7着)
15年の10番人気2着デニムアンドルビー(前走9番人気10着)
17年の5番人気2着ゴールドアクター(前走5番人気7着)
20年の6番人気2着キセキ(前走3番人気6着)
の5頭以外の17頭は掲示板に載っていました。
またその22頭の前々走の着順ですが
03年6番人気1着のヒシミラクル(前々走大阪杯8番人気7着)
08年1番人気2着のメイショウサムソン(前々走大阪杯2番人気6着)
18年7番人気1着のミッキーロケット(前々走京都記念7番人気7着)
20年6番人気2着のキセキ(前々走阪神大賞典1番人気7着)
以外の18頭はすべて掲示板に載っていました。
それから、前走天皇賞(春)だった3着馬も見てみますと、30頭中、04年の3番人気リンカーン、11年の3番人気エイシンフラッシュ、16年の2番人気キタサンブラック、20年の12番人気モッズベロ、23年の2番人気ジャスティンパレスの5頭のみとなっていました。
その前走(天皇賞(春))と前々走の着順は、
リンカーンが1番人気13着で、前々走では阪神大賞典1番人気1着
エイシンフラッシュが3番人気2着、前々走では大阪杯3番人気3着
キタサンブラックが2番人気1着、前々走では大阪杯5番人気2着
モズベッロが5番人気7着、前々走では日経賞2番人気2着
ジャスティンパレスが2番人気1着、前々走では阪神大賞典2番人気1着
となっていました。
今回の登録馬で前走天皇賞(春)だったのは、
5番人気2着 ブローザホーン 前々走は阪神大賞典1番人気3着
6番人気3着 ディープポンド 前々走は阪神大賞典5番人気7着
の2頭となっています。
また、過去該当する30年の中で、前々走が天皇賞(春)だった連対馬は6頭いますので、よって前2走のどちらかで天皇賞(春)を走った連対馬は60頭中28頭になります。
その前々走天皇賞(春)を走った6頭の次走(つまり前走)は、新潟大賞典1着が1頭と安田記念2着が2頭、目黒記念3着が1頭、金鯱賞2着が1頭、鳴尾記念1着が1頭とすべて3着以内に入っていました。
今回は、前々走で天皇賞(春)を走った登録馬はいません。
次に前走で多かったのは金鯱賞で、9頭いました。
その着順の内訳は1着5頭、2着3頭、3着1頭となっていました。
また、その金鯱賞の前走、つまり前々走ですが、そのうち5頭は1着でした。
残りの4頭の前々走は、天皇賞2番人気4着、有馬記念2番人気8着、大阪杯7番人気2着、京都記念1番人気2着となっていました。
同じく3着馬では、4頭が前走金鯱賞となっていて、その4頭の金鯱賞での着順は、それぞれ2着、1着、7着、1着、その前々走はそれぞれ3着、1着、7着、1着となっていました。
12年から16年までは金鯱賞は12月に移行となりましたのでその間はなかなか出走馬はいませんでしたが、17年に3月に移行となってまたその前走での可能性が出てきました。
しかしながら今回、前走金鯱賞だった登録馬はいません。
その12年以降ですが、金鯱賞に代わって、阪神で行われている鳴尾記念が同じく日程が変更になってこの6月初めに開催となり、ステップレースの存在となっています。
その変更になった12年では、いきなりその前走鳴尾記念組の中の1番人気2着だったショウナンマイティが6番人気で3着となり、翌13年も鳴尾記念3番人気3着だったダノンバラードが5番人気で2着に入りました。
さらに14年も鳴尾記念2番人気4着だったカレンミロティックが9番人気で2着となっています。
そして15年も鳴尾記念2番人気1着だったラブリーディは、見事宝塚記念で6番人気で1着となりました。
16年から20年までの4年間は絡みませんでしたが、21年に鳴尾記念8番人気1着だったユニコーンライオンが宝塚記念では7番人気2着となって久々に絡みました。
結局、前走鳴尾記念だった馬は、12年以降、連対馬24頭中4頭、3着馬は12頭中1頭と計5頭が3着以内に入ったことになります。
その5頭の前々走ですが、ショウナンマイティは大阪杯で6番人気1着、ダノンバラードは日経賞で6番人気7着、カレンミロティックは大阪杯5番人気4着、ラブリーディは天皇賞(春)8番人気8着、ユニコーンライオンは3勝クラス特別5番人気1着となっていました。
今回の前走鳴尾記念の登録馬ですが、5番人気1着のボッケリーニ(前々走は日経賞5番人気2着)、4番人気9着のカラテ(前々走は新潟大賞典5番人気1着)の2頭がいます。
次に多かったのは安田記念で、60頭中5頭いました。
その5頭ですが、その安田記念での着順はすべて2着となっていました。
同じく3着馬では、30頭中2頭(96年のダンスパートナー、09年のディープスカイ)となっていて、その着順はそれぞれ7番人気6着と2番人気2着、そして前々走はそれぞれ京阪杯1番人気1着と大阪杯1番人気2着となっていました。
しかしながら、今回の登録馬の中では前走安田記念の馬はいません。
あと残りの連対馬20頭の前走は、
大阪杯(4頭) 3番人気6着、2番人気2着、4番人気2着、5番人気4着
香港のクイーンエリザベス2世C(3頭)1番人気3着、3番人気1着、2番人気3着
ドバイのドバイシーマクラシック(3頭) 3番人気2着、1番人気2着、1番人気1着
目黒記念(2頭)1番人気2着、3番人気3着
ヴィクトリアマイル(2頭)1番人気1着、1番人気2着
新潟大賞典 7番人気1着
メイS 2番人気1着
以前の鳴尾記念(97年) 2番人気1着
メトロポリタンS 3番人気1着
香港(シャティ)のライオンロックトロフィー 3番人気6着(海外馬)
中山牝馬S(2番人気1着)
となっていて、1着が8頭、2着が6頭、3着が3頭、4着が1頭、6着が2頭と、20頭中18頭は4着以内となっていました。
外した2頭は共に3番人気6着でした。
またその前々走ですが、20頭のうち11頭がG1(海外も含む)で、その着順は7着、13着、2着、1着、2着、8着、2着、5着、1着、2着、1着となっていました。
また残りのG1以外の9頭ですが、その前々走の着順は1着、13着、3着、3着、1着、1着、2着、1着、1着でした。
今回の登録馬の中で、天皇賞(春)、安田記念、金鯱賞(鳴尾記念も含む)を除いたレースで、前走3着以上だった馬は、前走目黒記念1番人気1着シュトルーヴェ、前走大阪杯2番人気1着ベラジオオペラ、前走大阪杯3番人気2着ローシャムパーク、前走大阪杯11番人気3着ルージュエヴァイユの4頭となっています。
「3番人気6着」に準じそうなのは、前走ドバイターフ1番人気5着だったドウデュース、前走大阪杯4番人気6着だったプラダリアが挙げられるかと思います。
それから3着馬の残り30頭中19頭の前走ですが、鳴尾記念(現在と違う施行での3頭も含む)が4頭(3着、2着、3着、2着)、ヴィクトリアマイル4頭(1着、8着、7着、6着)、目黒記念が3頭(1着、1着、2着)、大阪杯3頭(1着、8着、1着)、オーストラリアT(1着)、駒草賞(1着)、有馬記念(1着)、海外のドバイシーマ(2着、3着)、となっていて、大阪杯の8着馬とヴィクトリアマイルの中の6着馬、7着馬、8着馬の4頭を除き15頭が3着以内に入っていました。
またその前々走ですが、今度は人気で見ていきますと、前々走で海外を走った2頭を除く17頭の内訳は、1番人気が7頭、2番人気が1頭、3番人気が4頭、4番人気(4着)、5番人気(11着)、6番人気(1着)が各1頭、7番人気(2着、9着)が2頭と17頭中12頭が3番人気までの上位人気となっていました。
今回の登録馬で、前走天皇賞(春)、安田記念、金鯱賞以外で3着以内だったのは、シュトルーヴェ、ベラジオオペラ、ルージュエヴァイユ、ローシャムパークの4頭で、ルージュエヴァイユ以外の3頭は3番人気以上となっています。
また、上記の例外として前走、天皇賞(春)、安田記念以外のG1で前走3着以内を外していて、かつ8着以上の登録馬は、前走ドバイシーマC4番人気4着だったジャスティンパレス、前走大阪杯5番人気7着だったソールオリエンス、前走ドバイターフ1番人気5着だったドウデュース、大阪杯4番人気6着だったプラダリアの4頭となっています。
京都競馬場開催での臨戦過程ですが、
前走では、
95年
1着 2番人気 ダンツシアトル 京阪杯1番人気1着
2着 5番人気 タイキブリザード 安田記念6番人気3着
3着 6番人気 エアダブリン 天皇賞(春)1番人気5着
06年
1着 1番人気 ディープインパクト 天皇賞(春)1番人気1着
2着 10番人気 ナリタセンチュリー 天皇賞(春)10番人気12着
3着 9番人気 バランスオブゲーム 安田記念 9番人気17着
前々走では、
95年
1着馬 オープン特別2番人気1着
2着馬 オープン特別1番人気1着
3着馬 ダイヤモンドS1番人気1着
06年
1着馬 阪神大賞典1番人気1着
2着馬 京都記念2番人気1着
3着馬 中山記念6番人気1着
となっています。
次に父の血統ですが、連対馬では、サンデーサイレンス系が27頭(そのうちサンデーサイレンス産駒が7頭、サンデーサイレンスの仔の産駒は16頭(ステイゴールド産駒が5頭、ハーツクライ産駒が3頭、ディープインパクト産駒が3頭、ダンスインザダーク産駒、スペシャルウイーク産駒が各のべ2頭、マーベラスサンデー産駒が1頭)、サンデーサイレンスの孫の産駒が2頭(キタサンブラック、ドリームジャーニー)、ブライアンズタイム産駒とグラスワンダー産駒が各2頭、シルヴァーホーク産駒が1頭、スクリーンヒーロー産駒が1頭とヘイルトゥリーズン系が60頭中計31頭占めていました。
続いてノーザンダンサー系で、のべ11頭(そのうちサドラーズウエルズ系産駒のテイエムオペラオー、トライマイベスト系産駒のメイショウドトウが各2回ずつ連対)で、あと、ミスタープロスペクター系が9頭、ナスルーラ系が3頭(レッドゴッド系2頭、グレイソブリン系1頭)、トゥルビョン系が3頭、サンクタス系が2頭、リボー系が1頭となっています。
3着馬は、30頭中18頭がサンデーサイレンス系産駒(そのうち6頭がサンデーサイレンス産駒、あとサンデーサイレンスの仔のディープインパクト(6頭)、スペシャルウイーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ブラックタイド、ハーツクライ(以上各1頭)、サンデーサイレンスの孫の産駒が1頭(ディープインパクトの仔ディープブリランテ産駒)で、4頭がノーザンダンサー系産駒(サドラーズウエルズ系が2頭、リファール系、フェアリーキング系が各1頭)、あと、ナスルーラ系が2頭(グレイソブリンが2頭系)、ロベルト系が2頭(グラスワンダー、エピファネイア)、ハイペリオン系、プリンスローズ系、リボー系、ミスタープロスペクター系が各1頭となっていました。
京都競馬場開催年の上位3頭の父の血統ですが。
95年
1着馬 シアトルスルー(ナスルーラ系)
2着馬 シアトルスルー(ナスルーラ系)
3着馬 トニービン(ナスルーラ系)
06年
1着馬 サンデーサイレンス
2着馬 トニービン(ナスルーラ系)
3着馬 フサイチコンコルド(ノーザンダンサー系)
毛色ですが、連対馬では鹿毛が26頭、黒鹿毛が12頭、栗毛が11頭、芦毛が7頭、青鹿毛が3頭、栃栗毛が1頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が18頭、黒鹿毛と栗毛が各4頭、青鹿毛が3頭、青毛が1頭となっています。
京都競馬場開催年の上位3頭の毛色ですが、
95年 鹿毛-黒鹿毛-鹿毛
06年 鹿毛-鹿毛-鹿毛
年齢ですが、連対馬では4歳馬が25頭、5歳馬が24頭とこの年齢が拮抗していて、続いて6歳馬が9頭、7歳馬が2頭となっていました。
3着馬では、4歳馬が13頭、5歳馬が12頭、続いて6歳馬が4頭、3歳馬が1頭となっています。
京都競馬場開催年の上位3頭の年齢ですが、
95年 5歳-4歳-4歳
06年 4歳-7歳-7歳
枠の出目ですが、連対馬では8枠が13頭、5枠が11頭、3枠と4枠が各8頭、6枠が7頭、1枠が5頭、2枠と7枠が各4頭となっていました。
3着馬では、1枠が8頭、4枠と5枠が各5頭、8枠が4頭、2枠が3頭、3枠と7枠が各2頭、6枠が1頭となっています。
京都競馬場開催年の上位3頭の枠番ですが、
95年 1枠-5枠-2枠
06年 6枠-5枠-8枠
当日の人気ですが、1番人気は京都開催を除いて92年から02年まで10年連続で連対するなど、30年中20年で連に絡んでいました。
連対しなかった年(10年)は、
03年(シンボリクリスエスの5着)
05年(タップダンスシチーの7着)
07年(ウオッカの8着)
09年(ディープスカイの3着)
13年(ジェンティルドンナの3着)
15年(ゴールドシップの15着)
17年(キタサンブラックの9着)
18年(サトノダイヤモンドの6着)
20年(サートゥルナーリアの4着)
となっています。
また、その1番人気の単勝オッズで見てみますと、1倍台が12頭いて、05年のタップダンスシチー(1.9倍で7着)、09年のディープスカイ(1.6倍で3着)、15年のゴールドシップ(1.9倍で15着)、17年のキタサンブラック(1.4倍で9着)以外の8頭は連対していました。
それから2倍台は12頭いて、03年のシンボリクリスエス(2.1倍で5着)、13年のジェンティルドンナ(2.4倍で3着)、20年のサートゥルナーリア(2.4倍で4着)以外の9頭は連対していました。
あと残り3倍台は6頭いて、その内訳は、12年のオルフェーヴル(3.2倍で1着)、04年のタップダンスシチー(3.5倍で1着)、07年のウオッカ(3.5倍で8着)、18年のサトノダイヤモンド(3.9倍で6着)、キセキ(3.6倍で2着)、22年のエフフォーリア(3.3倍で6着)と、3頭が連対(1着2頭、2着1頭)という結果になっていました。
京都競馬場開催年の1番人気馬は、、
95年 サクラチトセオー 1番人気7着(単勝オッズ4.4倍)
06年 ディープインパクト 1番人気1着(単勝オッズ1.1倍)
それから、1番人気が連に絡んだ20年のその連の相手の人気も見てみますと、5番人気以上の上位は8年(2番人気3頭、3番人気2頭、4番人気2頭、5番人気1頭)で、あと残りの12年は6番人気以下(6番人気3頭、7番人気1頭、8番人気4頭、9番人気3頭、10番人気1頭)となっていました。
一応1番人気馬を中心とするならば、ひも穴にも要注意ということになります。
あと、1番人気が絡まなかった10年の人気の組み合わせは、
「6番人気-8番人気」(03年)
「11番人気-3番人気」(05年)
「3番人気-2番人気」(07年)
「2番人気-3番人気」(09年)
「2番人気-5番人気」(13年)
「6番人気-10番人気」(15年)
「3番人気-5番人気」(17年)
「7番人気-10番人気」(18年)
「2番人気-6番人気」(20年)
「2番人気-5番人気」(22年)
となっていました。
3着馬では、1番人気が2頭、2番人気は4頭、3番人気は7頭、4番人気は5頭でここまでが16頭となっていて、あと6番人気が3頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、9番人気、10番人気が各1頭、11番人気が2頭、12番人気が2頭と、結構人気薄馬も3着に入っていました。
それから、これまでの牝馬の成績を挙げておきますと、92年以降の該当する過去30年では51頭が出走していて、1着5頭(05年11番人気のスイープトウショウ、16年8番人気のマリアライト、19年3番人気のリスグラシュー、20年2番人気、21年1番人気で2年連続のクロノジェネシス)、2着5頭(93年8番人気のイクノディクタス、10年と11年の共に1番人気のブエナビスタ、15年10番人気のデニムアンドルビー、23年10番人気のスルーセブンシーズ)、3着8頭(96年3番人気、97年4番人気で2年連続のダンスパートナー、98年3番人気のエアグルーヴ、13年1番人気のジェンティルドンナ、14年8番人気ヴィルシーナ、17年4番人気ミッキークイーン、21年2番人気レイパパレ)、22年4番人気デアリングタクトの18頭が3着以上、あと4着以下が33頭となっています。
また、05年から3連単が始まって06年の京都開催も含めた18年間は、上位3番人気以内の組み合わせで決まった09年も含めてすべて3連単は万馬券になっています。
そのうち、05年は17万円台、14年は25万円台、15年は52万円台、18年は49万円台、20年は18万円台と、その5年が10万円以上の配当となっています。
以上ですが、今年は、道中かなりの落坂の差がある京都外回りコース、結構、その坂越えの影響は大きく、その辺りの展開に悩むところです。
まずは、1番人気が予想されるドウデュースを始め、上位人気の馬から検討していきたいと思います。
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