第54回 小倉記念のデータ

ハンデ戦となった00年以降18年間、連対馬36頭、3着馬18頭からです。
06年から2週繰り上がって現在の8月上旬に行われるようになりましたが、そのまま通して見ていきたいと思います。


まず人気からですが、連対馬では、1番人気が6頭、2番人気が7頭、3番人気が5頭、4番人気が6頭、5番人気が2頭、6番人気が4頭、7番人気が2頭、あと9番人気(10年1着馬)、11番人気(16年1着馬)、15番人気(11年2着馬)、16番人気(09年1着馬)が各1頭となっていました。
この1番人気ですが、連対した6頭(03年2着、04年1着、05年1着、08年2着、09年2着、12年2着)のそれぞれの単勝オッズは、2.8倍、1.7倍、2.0倍、3.0倍、4.2倍、2.7倍となっていました。
4.2倍の1頭を除けば、あとは3倍以下の単勝オッズとなっています。
対して、連対しなかった残り12頭(00年8着、01年5着、02年5着、06年6着、07年7着、10年3着、11年6着、13年3着、14年6着、15年5着、16年4着、17年8着)の単勝オッズも見てみますと、3.4倍、3.8倍、4.1倍、2.5倍、3.7倍、4.9倍、4.8倍、3.0倍、3.6倍、3.5倍、4.1倍、3.2倍となっていました。
こちらは、2.5倍の1頭を除けば、あとは3倍以上の単勝オッズとなっています。
この1番人気の単勝オッズが3倍以上か、3倍以下か、ここが一応取捨選択の一つのポイントと言えるかと思います。


また、連対馬36頭の単勝オッズですが、06年2着のヴィータローザ(単勝オッズ25.6倍)、07年2着のニホンピロキース(12.7倍)、09年1着のダンスアジョイ(64.7倍)、10年1着のニホンピロレガーロ(19.7倍)、11年2着のキタサンアミーゴ(47.9倍)、16年1着のクランモンタナ(36.6倍)の6頭を除いた30頭の単勝オッズは一桁台となっていました。
つまり、18年中11年は連対馬2頭とも単勝オッズが一桁台であったということになります。
まずは、連対馬2頭が両方とも一桁台となるのか、一桁台と二桁台との組み合わせとなるのか、今までなかった2頭とも二桁台となるのか、今年もこのあたりの取捨選択から始めようと思っています。
確率的には、一桁台同士の組み合わせの公算が強いようですが、さてどうでしょうか。

それから3着馬ですが、順に6番人気、5番人気、3番人気、9番人気、8番人気、3番人気、9番人気、10番人気、11番人気、9番人気、1番人気、8番人気、9番人気、1番人気、2番人気、3番人気、6番人気、6番人気となっていて、連対馬と比べて下位人気が目立っています。
単勝オッズも、二桁オッズが18頭中半分強の10頭となっていて、そのうち7頭が、日程が変更になった06年以降のここ12年の中となっていました。


次にハンデ戦での重量の傾向ですが、1着から3着までの過去の重量の組み合わせを順にあげますと、
53kg-58kg-56.5kg(00年)
57kg-52kg-52kg(01年)
52kg-57kg-53kg(02年)
57kg-54kg-53kg(03年)
56.5kg-54kg-54kg(04年)
58.5kg-54kg-56kg(05年)
55kg-57.5kg-54kg(06年)
53kg-54kg-52kg(07年)
57kg-56kg-52kg(08年)
55kg-56kg-53kg(09年)
56kg-57kg-57kg(10年)
55kg-55kg-55kg(11年)
55kg-57kg-58kg(12年)
53kg-53kg-58kg(13年)
57kg-56kg-57.5kg(14年)
56kg-54kg-53kg(15年)
54kg-56kg-57kg(16年)
52kg-54kg-55kg(17年)

となっていました。
このように、連対馬では08年、10年、14年を除く15年で毎年55kg以下の馬が片方、もしくは両方で絡んでおり、そのうち06年、09年、11年、12年以外の10年は54kg以下の馬となっていました。
また逆に、07年、11年、13年、17年を除く14年で56kg以上の重量の馬が片方か両方で絡んでいます。


毛色ですが、連対馬では鹿毛が17頭、黒鹿毛が9頭、栗毛が6頭、青鹿毛、芦毛が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が9頭と最も多く、あと黒鹿毛が4頭、栗毛が3頭、芦毛、青毛が各1頭となっています。


それから、臨戦過程での前走の着順別のデータですが、連対馬では、前走1着馬は11頭、2着が6頭、3着が4頭となっていて、36頭中21頭が前走3着以内に入っていました。
ちなみに今回の登録馬12頭で前走3着以内の馬は、キョウヘイ(1600万下1着)、サンマルティン(オープン特別1着)、ストーンウェアー(オープン特別2着)、トリオンフ(鳴尾記念2着)、マイネルサージュ(七夕賞2着)、マウントゴールド(1600万下1着)、メドウラーク(七夕賞1着)の7頭となっています。

あと残りの前走4着以下の15頭のその着順ですが、5着、10着、11着、12着、16着、13着、8着、8着、7着、8着、4着、12着、13着、9着、6着となっていました。
この前走4着以下の15頭のうち、07年2着のニホンピロキース、09年1着のダンスアジョイ、11年2着のキタサンアミーゴ、12年1着のエクスペディション、13年2着のラブリーデイ、15年1着のアズマシャトル、16年1着のクランモンタナ、同2着のベルーフ、17年1着のタツゴウゲキ以外の6頭は、このレースから過去1年以内に重賞で優勝の経験がありました。
今回の登録馬で過去1年以内に重賞で優勝経験があるのは、キンショウユキヒメ、サトノクロニクル、ストロングタイタンの3頭となっています。
しかしながら、15頭中上記の9頭は過去1年以内で重賞に勝っていないわけですから、逆に言えば、確率的にはこちらの方が連対する可能性が高いということにはなります。
この9頭を見てみますと、そのうち4頭が7番人気以下の下位人気で(そのうち3頭が二桁人気)、単勝オッズは二桁オッズとなっていました。
その4頭ですが、すべて血統で、ナスルーラ系のグレイソブリン系が絡んでいました。(1頭が父シービークロス、3頭のBMS(母の父)がトニービン)
また、その9頭ですが、ニホンピロキースもは1年前のこの小倉記念で3着でしたし、ダンスアジョイも前年のアルゼンチン杯で5着、キタサンアミーゴはその年のダイヤモンドSで3着、エクスペディションは前年の中日新聞杯(小倉で施行)で4着、またその後の中山金杯でも5着、ラブリーデイは前年の京王杯2歳Sで2着、アズマシャトルはこの年の鳴尾記念で3着、クランモンタナは1年前の小倉記念で4着、ベルーフも1年前の小倉記念で2着と、昨年1着のタツゴウゲキ以外の8頭は、過去1年以内に重賞で掲示板に載っていました。
今回の登録馬で、これに該当する馬は、レイホーロマンス1頭となっています。


3着馬では、18頭中12頭が前走掲示板に載っていました。
掲示板に載らなかった残り6頭の前走は、それぞれ準オープンで6着、関屋記念で6着、宝塚記念で7着、オープン特別で7着、新潟大賞典で7着、エプソムC10着と、最後の1頭を除けば掲示板の着順と差はありませんでした。


次に血統ですが、父で一番多かったのは連対馬ではサンデーサイレンス系が19頭(そのうちサンデーサイレンスが5頭)で、続いてノーザンダンサー系が7頭、ナスルーラ系が6頭、あと2回連対しているメイショウカイドウのミスタープロスペクター系のスキャンがのべ2回、同じくミスタープロスペクター系のキングカメハメハが1頭、そしてブライアンズタイムズ系のマヤノトップガンが1頭となっています。
BMS(母の父)ですが、多かったのはノーザンダンサー系の12頭でした。
全体的には、ノーザンダンサー系絡みは、連対馬36頭中18頭となっていました。

3着馬では、父で多かったのはヘイルトゥリーズン系の12頭(そのうちサンデーサイレンス系が8頭)、続いてノーサンダンサー系の5頭で、あと1頭はナスルーラ系(グレイソブリン系)となっていました。
BMSでは、ノーザンダンサー系(そのうちリファールが4頭)とナスルーラ系が各7頭、ミスタープロスペクター系が3頭と続いていました。


次に年齢別ですが、1着馬では5歳馬が9頭と最も多く、あと4歳が4頭、7歳が3頭、6歳、8歳が各1頭となっています。
2着馬では、4歳馬、5歳馬、6歳馬が各5頭、3歳が2頭、7歳が1頭となっています。
3着馬では、5歳馬が10頭で、6歳が4頭、4歳が2頭、7歳と9歳が各1頭となっていました。


そして枠順の出目ですが、連対馬では、5枠、6枠、8枠が各6頭、3枠、7枠が各5頭、4枠が4頭、2枠が3頭、1枠が1頭となっていました。
3着馬では、1枠、2枠、7枠、8枠が各3頭、3枠、4枠が各2頭、5枠、6枠が各1頭ずつとなっています。


以上ですが、今年もまずは1番人気馬の取捨選択からですね。
単勝オッズがほぼ落ち着いた時点で、3倍前後での判断をしていこうと思っています。
それから、施行日が早くなった06年以降12年までの7年連続、3着以内に9番人気以下の人気薄の馬が入っていたのですが、13年、14年、15年の3年間は入っていませんでした。
しかし、翌16年の1着馬が11番人気と、久々に9番人気以下の人気薄の馬が3着以内に入りました。
昨年17年は、「4番人気-2馬人気-6馬人気」で決まってまた入りませんでしたが、それでも今年も人気薄の馬を狙っていきたいところですね。
それともう一つ、過去18年、00年と16年以外の16年で少なくとも1頭3着以内に「5歳馬」が入っていましたので、この5歳馬の取捨選択もしていこうと思います。
ちなみに入らなかった00年と16年の5歳馬の出走数ですが、それぞれ2頭と1頭となっていました。
今回の登録馬で5歳馬は、エーティサンダー、キンショウユキヒメ、ストロングタイタン、マウントゴールド、レイホーロマンスの5頭となっています。
今年の小倉記念も少頭数になりそうですが、人気薄も含め、1頭1頭しっかり検証しながら結論を出していこうと思います。

今日の1点勝負(7/29)の結果

札幌9R 北辰特別
◎ 5 トーセンスーリヤ  2番人気 2着

小倉9R 響灘特別
◎ 8 テルペリオン    1番人気 1着

新潟9R 村上特別

◎ 8 ビジョッテ     7番人気11着

札幌10R ポプラ特別
◎ 4 メイショウタチマチ 2番人気 1着

小倉10R 不知火特別
◎ 5 ミヤジユウダイ   5番人気 8着

新潟10R 苗場特別

◎11 サンキュー     1番人気 4着

札幌11R クイーンステークス
◎ 5 フロンテアクイーン 4番人気 2着

小倉11R 佐世保ステークス

◎12 オールポッシブル  4番人気 1着

新潟11R アイビスサマーダッシュ  
◎ 3 カラクレナイ    6番人気 6着

函館12R 道新スポーツ賞
◎ 5 フローレスマジック 1番人気 2着

3勝で、100円換算にして、1000円投資の1330円の回収、トータルはプラスでした。
またがんばります。

第18回 アイビスサマーダッシュの予想の結果

第18回 アイビスサマーダッシュの予想の結果

◎ 3 カラクレナイ     6番人気 6着

○15 ダイメイプリンセス  1番人気 1着
▲14 レッドラウダ     5番人気10着
△13 ノットフォーマル  13番人気 9着

3番          単勝 1点
3-15,14,13  馬連流し 3点
以上計4点勝負


かつては、この新潟直線1000m芝のレース、大外のラチ沿いがよく伸びるので、ここを取って先行した馬が優位だと言われていましたが、最近はそうでもないようです。
もちろん、そこを取りやすい外枠の馬が結構上位には残るので、外枠有利には違いないのですが、過去のビデオを見ると、むしろ外ラチから4頭くらい外の辺りがよく伸びていて、差し馬で決まるパターンが見受けられました。
でも、だから「どーした・・・」で、じゃあ、そこを狙う馬はどの馬なのかの予想の段階でつまづいてしまいました^^;
こんなことを予想で書いたらたっぱり笑われるでしょうね。
そして、レース、その場所を狙ったのは有利な外枠の「8枠」にいた1番人気ダイメイプリンセスでした。
外ラチを狙わず、わざわざそこを狙ったのはやっぱりわかっていたのでしょうか。
ところが、当然他の馬がすでにそこを占拠していました。
内から切り込んでその場所を取って先頭を走っていた2番人気ラブカンプー、そして8番人気ナインテイルス、7番人気レジーナフォルテなどでした。
その後ろで前が壁となってしまって脚色を余しながら追走していたのがダイメイプリンセスでした。
しかし、後半、うまいことラブカンプーとレジーナプリンセスの4枠2頭の間が少し空き、そこを狙って鋭い脚で突き抜け、そのまま先頭に立ち、押し切って1番人気に応えて勝ちました。
強かったです。
そう言えば、前々走のこの施行でのオープン特別でも快勝した時も、3走前の準オープンの時も、ほぼ同じ内容での勝利でした。
これで新潟1000m芝は3戦3勝、瞬発力が勝因ではあるでしょうけど、騎手がこのレースでの勝ち方を知っているのが大きな勝因でしょうね。
結局、前の壁になっていたラブカンプーが2着、ナインテイルズが3着、レジーナフォルテが4着となりました。
ホントにこの場所、伸びますね。
できたら、本命馬にしていた6番人気カラクレナイや狙った7枠のあと2頭がその場所を取って欲しかったのですが、カラクレナイは後方から狙ってはいたものの、馬群が集中し結局、内からそれなりに伸びたに留まり、5番人気レッドラウダは有利と言われた外ラチを取ったものの、それほど伸びず、13番人気ノットフォーマルは前回のこの施行では後方から一気に伸びて2着になりましたが、今回は後方からそれほど伸びることができませんでした。
なかなか想定通りにはいきませんね。
またがんばりたいと思います。